アイサイトVer4改め新世代アイサイト、開発進捗めぐって内部対立

スバル

この情報は三栄書房刊ニューモデルマガジンX 3月号からのものです。

次世代アイサイトの開発状況

2019年東京モーターショーでスバルは2代目レヴォーグのプロトタイプを公開しました。

正式な発売時期は今年、2020年の後半と公表していますが、本来ならば東京モーターショーで実車公開、2020年春にも発売するはずでした。

しかし、次世代アイサイト(アイサイトVer4)の開発が遅れ、全体のスケジュールに影響が出てしまいました。

スバルはアイサイトのカメラ開発を請け負うヴィオニアに一刻も早く開発を完了せよと厳しい注文をしています。

しかし、度重なる仕様の見直しや要求の変更などによって現場は混乱し、遅れにつながっているようです。

スバルとしては二代目レヴォーグ以降のクルマの導入スケジュールにも影響が出てしまうため、何としても二代目レヴォーグは今年秋には発売しなければなりません。

これ以上は遅らせられない待ったなしの状態になっています。

新世代アイサイトの開発遅延につのる不満

しかし、東京モーターショーで公開された車両の中身はまだ未完成で外観だけを何とか仕上げたハリボテだったと言われるくらいのレベルです。

開発の完了までにはまだまだ時間がかかるようです。

今年後半と発売時期をボカして公表したものの、それさえ難しい状況だとか。

こうした状況のため、営業部門を中心にアイサイト開発部隊への不満が高まっているといいます。

「提携関係にあるトヨタやサプライヤーから調達したほうがここまで混乱することもなく安泰ではないか?」

という考えが広まっています。

「アイサイトに競争力があるどころかこだわりばかりが強くてむしろ経営の足を引っ張っている。」

「アイサイトに開発工数やコストをかけるくらいなら、違う部分でスバルらしさを追求したほうが良い。」

というような声もあるようです。

クルマの全般を含めてスバルの先進安全技術の開発を担っている部署はスバルのお膝元である群馬製作所にあります。

内製へのこだわりはほとんどなく、製品として良い性能を実現できれば外部調達でも構わないという考え方が強いといいます。

一方、アイサイトのカメラなどは東京都三鷹市にある東京事業所が担当しています。

自分たちの存在意義を保つためにも内製へのこだわりが強いようです。

なるべくスケジュール通りに開発を進めたい群馬製作所と自分たちの手で世に送り出したい東京事業所、互いの心象は悪く、対立も辞さない状況だとか。

感想

うーん。

自分たちの存在意義を保つためとか言われると何だか保身を考えているだけに聞こえて不快ですね。

そもそもこんな状態になったのは自分たちのおごりによるものでしょうに。

今は内部でモメている場合ではないのです。

SUBARU技術ミーティングではステレオカメラにこだわっていくと経営幹部が述べています。

今後も独自技術を磨くとしているのですから、ユーザーのために予定通り二代目レヴォーグを発売できるように協力して欲しいものです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、またの機会にお会いしましょう。

※これまでアイサイトVer4と記述してきましたが、現状ではスバルは新世代アイサイト呼んでいますので、今後の記載は新世代アイサイトといたします。

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