JNCAPから「ロッキー」/「ライズ」の評価結果が発表されました。

2月20日にJNCAPよりダイハツ「ロッキー」/トヨタ「ライズ」の衝突安全性能評価と予防安全性能評価結果が発表されました。

詳しく知りたい方はJNCAPWebページをご覧いただくとして、ここでは予防安全性能評価結果について、ジーボが思ったことを話していきます。

試験結果

その前に試験結果について紹介しましょう。

メーカーダイハツ/トヨタ
試験車等ロッキー/ライズ
グレードロッキー G
排気量996cc
被害軽減ブレーキ【対車両】31.7/32.0
被害軽減ブレーキ【対歩行者】12.9/80.0
車線逸脱抑制16.0/16.0
後方視界情報6.0/6.0
高機能前照灯5.0/5.0
ペダル踏み間違い時加速抑制2.0/2.0
合計73.6/141

被害軽減ブレーキ【対車両】で満点に0.3点届かず、【対歩行者】では80点満点でわずか12.9点ととっても残念な結果になっていますが、その他の試験項目では満点が取れています。

満点が取れている項目については割愛して減点のあった被害軽減ブレーキ試験について詳しく見ていきます。

被害軽減ブレーキ【対車両】

まずは【対車両】についてです。

CCRsシナリオのAEBS試験(試験ターゲットを静止させた状態で被害軽減ブレーキだけで止まる試験)では、車速50km/hで走行時に9.3km/hまで減速しましたが、ダミーに衝突しました。

これにより、0.18点減点されました。

またCCRsシナリオのFCWS試験(試験ターゲットを静止させた状態で被害軽減ブレーキが前走車を検知して、警報音が鳴り、警報に気が付いて運転手がブレーキを踏んだ場合を想定した試験)では、車速60km/hで走行時に12.2km/hまで減速しましたが、ダミーに衝突しています。

この試験では0.1点減点されました。

その他の車速ではすべて衝突を回避できており、トータルで0.28点の減点で31.732点という結果になりました。

被害軽減ブレーキ【対歩行者】

一方、【対歩行者】ですが、車速10km/hでは自動ブレーキは作動せず。

CPNシナリオのAEBS試験(試験自動車の進行方向に対して試験用ターゲットが左側から横断し、被害軽減ブレーキだけで止まる試験)では、車速40km/h以上の全ての条件で減速はしたが、衝突しています。

また、CPNシナリオのFCWS試験(試験自動車の進行方向に対して試験用ターゲットが左側から横断し、被害軽減ブレーキが歩行者を検知して、警報音が鳴り、警報に気が付いて運転手がブレーキを踏んだ場合を想定した試験)でも車速40km/h以上の全ての条件で減速はしたが、衝突しています。

更に歩行者が子どもであることを想定した試験では、AEBS試験でもFCWS試験でも車速25km/hでも減速できたものの、止まれず衝突という結果でした。

感想

この結果を見てあなたはどう思いますか?

ジーボは新世代スマアシでは歩行者をほとんど守れないと感じました。

ダイハツ、もっとがんばらないと危険なクルマと言われかねません。

もっとも、「ロッキー」も「ライズ」も絶好調で売れていますけどねぇ。

ユーザーのクルマ購入時の優先順位には自動ブレーキの性能は入っていないか、ずっと下なのでしょうね。

個人的には万が一の時、助けて欲しいと思っていますので「ロッキー」も「ライズ」も購入対象にはならないです。

「ロッキー」や「ライズ」だけでなく、新世代スマアシが付いているクルマは買いません。

こんな性能が低い自動ブレーキでは話になりません。

それにしても自動ブレーキの性能でクルマを選ぶことがないとは残念です。

以前は「アイサイトください。」と言って買う人がいたというのに。

単なる物珍しさで選んでいたのでしょうかねぇ。

日本人は新しもの好きなので。

自動ブレーキが当たり前になった今では何の興味もないのかもしれませんね。

でも自動ブレーキの性能なんてどのクルマを選んでも同じだと思っている人がいるかもしれません。

そんな人に向けてこれからも情報発信をしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ではまたの機会にお会いしましょう。

参考までに

・AEBS試験とは、被害軽減ブレーキだけで止まる試験です。

・FCWS試験は、被害軽減ブレーキシステムが、前走車を検知して、警報音が鳴り、警報に気がついて運転手がブレーキを踏んだ場合を想定した試験です。

・被害軽減ブレーキ[対車両]性能試験におけるCCRsシナリオとは、試験用ターゲットを静止させた状態で行う試験です。

・CCRmシナリオとは、試験用ターゲットを一定速で牽引した状態で行う試験です。

・被害軽減ブレーキ[対歩行者]性能試験におけるCPNシナリオとは、試験自動車の進行方向に対して試験用ターゲットが左側から横断する試験です。

・CPNOシナリオとは、試験自動車の進行方向に対して左側に駐車してある駐車車両の後ろから試験用ターゲットが左側から横断する試験です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする