
今回は7月18日に発表された2代目N-WGNのデザインについて書きます。
2代目N-WGNはシンプルなデザインが印象的なクルマである他に、全グレードで最新バージョンのホンダセンシングが標準装備され、夜間歩行者の検知能力の向上や横断自転車にも対応した自動ブレーキになるなど安全装備も充実しています。
フロントデザイン
標準

パッと見はやや古臭く感じましたがよく見ていくと味のあるバランスのとれたデザインです。
左右のヘッドライトをつなぐグリルはやや小さめでライトが際立つようです。
グリル下のエアインテーク、更にバンパー部の黒い部分は全て長方形の直線基調で整然としており、良い印象です。
特に注文をつけるところはありませんが、しいて言えばウィンカーをもう少し目立たせれば個性が出たと思います。
カスタム

カスタムはヘッドライトが四角形で標準の丸形とは違い、高級感を感じます。
銀メッキのグリルは標準よりやや大きめになっており、標準車のエアインテーク部分にまでかかっています。
ヘッドライト下からもう一方のヘッドライト下までつながる銀メッキの加飾はニッサンのVモーショングリルを想像させます。
これについても直線基調にしたほうが良かったのではと思いました。
サイドデザイン


サイドは標準、カスタムとも同じなのでまとめて書きます。
全体的にとてもスッキリしていてジーボ好みです。
ホイールハウスにキャラクターラインが入っているのは良いとして、Aピラーのフレームを延長したようなキャラクターラインが入っているのはマイナス点です。
ホンダのWebでは「骨格に包まれるような安心感と豊かなニュアンスを表現」となっていましたが、無いほうが良いです。
ここまでスッキリさせておいてなぜここだけ?と疑問に思います。
Aピラーも無くして欲しかった。
フロントウィンドウがそこそこ立っているので無くすことが出来たと思うのですが。
前後席ドアのウィンドウは大きくて良いです。
もっと大きくてもよかったと思います。
ドアハンドルあたりの高さまでウィンドウがあるとドアとウィンドウの比率が良くなって見栄えが良くなるように思います。
斜め後方の視界は悪いのが残念です。
リアデザイン
標準

リアの印象は絶壁です。
但し、それ故機能性は抜群です。
開口部はギリギリまで開き、荷物を載せやすいです。
後方ランプは縦型で大きくとても見やすいです。
ガラス面は後方ランプにかかるくらい下がっていたほうが、バランスが取れて良いように思います。
カスタム

カスタムは上部にエアロパーツが付いているせいか、標準よりは絶壁感がやわらいでいます。
また、ハッチハンドル部分に銀メッキの加飾があることとカスタムのエンブレムがあることで標準車のようなのっぺり感がありません。
とても良い印象です。
インテリア

ダッシュボードはやや高めです。
もう少し下げて欲しいです。
メーター類は3つに分けられており、左がタコメータ、真ん中がスピードメーター、右側が燃料計などとなっています。
メータ類の左右に丸形のエアコン吹き出し口が、更に中央より助手席よりにカーナビが配置されています。
その下にはエアコンの操作パネルがあります。
エアコンの操作パネルの右下にシフトレバーがあるのですが、エアコン操作時に邪魔にならないか気になります。
全体的な配置はN-BOXと同じように感じます。
運転席側と助手席側で明確に分けたかったのでしょうが、空間効率が悪くなっている気がします。
もっと全体で統一感のある使いやすいデザインにして欲しいです。
まとめ
全体的な印象としてはカタマリ感のあるシンプルでスマートな良いデザインだと思います。
こういったデザインはジーボの好みです。
ただ、インテリアについては良いところがあまりないです。
先行しているN-BOXとの部品共用の影響もあるのでしょうが、もう少し考えて欲しいと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、またの機会にお会いしましょう。
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