今度はホンダ!人材流出が相次ぐ?!

ホンダで人材流出が問題視されはじめているようです。
内部事情に詳しい関係者の話では、20~30代の若手世代エンジニアが将来性に見切りをつけて離職する状況が続いているといいます。
なぜ次々と技術者が辞めていくのか、栃木にある研究所の声を聞くと技術者のやりがいやモチベーションがあがらないことが見えてきました。
F1で研究開発を行っているホンダでなぜこのようなことになってしまうのでしょうか?

ホンダの離職者が増え始めたのは前社長が在任中に強引に推し進めた技術開発方針の変更が影響しているようです。
前社長が就任するまでのホンダは独自性やこだわりを持った開発方針で進めていましたが、これは一方で効率が悪いという欠点をかかえていました。
そこで前社長はホンダ独自で全てを開発する方針を捨てて、部品やシステムを中身がブラックボックスのままメガサプライヤーから買ってくる方針にシフトしました。
また、多くの開発や設計、評価業務を社外に依頼する方策を取り入れました。
ある部署では設計の構想業務ですら、外部業者に丸投げ、それ以降の工程も全て外部業者とサプライヤーに委託しているという声もあります。

この方針によって多くの若手エンジニアは技術開発の場がなくなり、ドキュメント作成と管理が仕事の中心となってしまいました。
これが若手の離職者急増を引き起こしたとも言われています。
貴重な20代、30代という時期に技術開発のスキルを磨けないことに危機感を抱き、ホンダをやめていったエンジニアは少なくありません。

例えば、あるシステムの評価はホンダの研究所内にサプライヤーのエンジニアを呼んで評価を丸投げしました。
こういった状況のため、若手エンジニアに任されるのは外部業者やサプライヤーの管理業務になってしまいます。

また、中途採用で入社したあるエンジニアは転職面接の際に「技術開発の業務に携わってもらう」と言われたのに実際に入社するとドキュメントの作成と管理がメインだったため、わずか半年で転職したという話もあるようです。

最近では中途入社する社員の早期離職を防ぐために、面接の段階で「ホンダは技術開発を行わないが大丈夫か」と人事が念押ししているケースもあるということです。
”パワポエンジニアリング”と揶揄されるように「(プレゼンで使用するソフトである)パワーポイントを使う技術は上がった」という皮肉も聞かれています。

全てを開発する方針を捨てたことで早急にものになった技術もあるにはあります。
ホンダセンシングなどは最初は自前で作っていましたが、ボッシュ製に変えてから格段に性能は上がり、今では日本国内ではトヨタに次ぐ二番手争いをしているのは良い結果をもたらした例と言えます。

しかし、何から何まで外部業者やサプライヤーへ丸投げでは、技術力は確実に低下していきます。
日本の家電やパソコンがほぼすべての部品を外部調達して開発しなくなり、競争力を失ってしまったように、こんな状況では数年後にはホンダ4輪事業は存続さえ危ういかもしれません。

技術力のないホンダに存在意義があるでしょうか?
本田宗一郎が生きていれば怒鳴っているのではないでしょうか?
ホンダに1番必要なのは規模の拡大ではなく技術力の向上だと思います。
確かに足りない部分は外部に任せるのは今の時代ではやむを得ないところもあると思います。
先ほどのホンダセンシングは良い影響を与えていますので。
だからといって全てを丸投げして技術開発しないなんてあり得ないことです。
でないとユーザーは逃げていきます。
ホンダファンを失望させないでください。

現社長には若手エンジニアの離職問題を解決し、ホンダらしいオンリーワンのクルマを世に送り出すような方向へ持っていって欲しいと思います。
ホンダさん、頑張ってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、またの機会にお会いしましょう。

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