自動運転の試験実績について。ウェイモの独走が目立つ。

カルフォルニア州が2018年1年間の自動運転の会社別実績を公開しています。以下はその結果をもとに日本経済新聞が作ったランキングです。

  • カルフォルニア州での自動運転車公道走行試験の実績2018
順位(2017年)会社名車両数走行距離(㎞)介入頻度(㎞/回)
1(1)ウェイモ(米)1112,021,32617730.9
2(2)GMクルーズ(米)162720,3748376.5
3(18)アップル(米)62128,3371.8
4(13)オーロラ(米)550,163152.4
5(10)ズークス(米)1049,5103094.4
6(4)ニューロ(米)1339,7171654.9
7(7)オートⅩ(米)636,548307.1
8(11)バイドゥ(中)429,118330.9
9(16)ポニーAI(中)626,3221645.2
10(9)ウィーライドAI(中)525,226283.4
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12(3)ウーバーテクノロジーズ(米)2913,2240.5
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14(6)ニッサン48,808338.3
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23(-)トヨタ36134.0

1万7000㎞走って人手介入が1回!

1位、2位は昨年と同様にウェイモとGMクルーズが入りました。
特にウェイモは独走状態です。
111台のテスト車を用いて約202万㎞を走行し、その間に人間が介入したのは114回。
これは1万7730㎞に1回という割合になります。
つまりは地球半周に近い距離を人の手を借りずに走れることを意味します。
2位のGMクルーズは8376㎞に1回だから、ウェイモの独走状態と言えます。
この実績からなのか、ウェイモはカリフォルニアで唯一ドライバー不在の無人運転を認められているようです。
素晴らしい!

注目なのは3位にアップルが急浮上してきた点です。
アップルの自動運転プロジェクトは「タイタン」と呼ばれていますが、詳細は謎ですが、62台のテスト車が12万㎞を走行しています。
ただし、1.8㎞に1回の人手介入とまだまだの印象で、今後も熟成を進める必要がありそうです。

あくまでもカリフォルニア州のみの実績

この実績はあくまでもカリフォルニア州のみの実績であり、これがそのまま各社の実力という訳ではありません。
ニッサン、トヨタといった日本勢は目立った実績を残せていませんが、トヨタはエヌビディアとシミュレーションによる試験走行を加速させていると言われており、短期間に完成度を上げてくる可能性もあります。

ウェイモの実績は素晴らしいものではありますが、カルフォルニアの道路に限った話とも言えます。
これが日本の狭い道路で同様の実績を残せるか、疑問があります。

一方、ウェイモの自動運転システムが日本で利用されるのかを考えると、これもあまり現実的では無いように思えます。

結局のところ、当面は全ての道路に適応した万能なシステムができるというよりも、地域毎に適応したものが利用されていくのではないかと考えます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、またの機会にお会いしましょう。