軽自動車が増税された理由とは?

今回は「軽自動車はどうして増税されたの?」と疑問に思っている方にその理由について紹介したいと思います。

2016年4月から軽自動車税が増税されました。軽自動車税が導入されてから初の増税でした。これまで優遇されてきた軽自動車でしたが、2016年になってなぜ増税されたのでしょうか?

増税の理由を知る前にまず軽自動車の存在について考えてみましょう。

軽自動車という枠が存在する理由とは?

日本ではクルマを軽自動車と普通自動車に区分しています。
これは日本固有の区分です。
そして軽自動車は普通自動車と比べて税金が安く設定されています。
なぜでしょうか?
この軽自動車という枠が設定されたのは1958年のことでした。
当時、日本の経済発展のために車産業の発達は必要不可欠と考えられていました。
そのため、政府は富裕層だけでなく、一般庶民でもクルマを所有できるように軽自動車という枠組みを作り、税金を優遇しました。
これにより、実際に一般庶民にもクルマが行き渡るようになり、多くの人がクルマを持つことが出来ました。

ガイアツ(外圧)により増税された?

さて、本題に入りましょう。
1958年に始まってから一度も増税せず、57年間も継続してきたものをなぜ最近になって増税することになったのでしょう?
これはTPP(環太平洋パートナーシップ協定)を結ぶにあたって過去にアメリカが軽自動車の増税を要求してきたためです。
アメリカが軽自動車税の増税を要求してきたのにはアメリカ自動車業界の事情がありました。
日本市場へ参入する際の参入障壁に軽自動車税が安いことがあると指摘されていたのです。
こうしたアメリカからの軽自動車の流通を抑制して欲しいという要求があり、軽自動車税を上げることになりました。
それにしても日本政府もこうしたガイアツにはめっぽう弱いという印象が強いです。
国内で騒いでもちっとも変わらないのに国外から文句を言われるとすぐに変わってしまうのはいかがなものかと思うのですが。。。

こうして軽自動車税は7,200円から10,800円と1.5倍も増税されました。
しかし、依然として軽自動車税は普通自動車に比べてお得であることに変わりありません。

貧富の差が激しくなる一方の現在でもアメリカの思惑とは異なり、軽自動車の人気は高まる一方です。
この流れが続けば借金の多い政府は税収アップを狙って再び軽自動車税の増税を狙うかもしれません。

一度上げてしまえば二度、三度あげても文句を言う人は少ないでしょうから。
取りやすいところから取ろうと考えるかもしれません。

しかし、増税が更に行われれば、クルマを買う人が更に減り、ただでさえクルマの販売台数が減っているのに、ますますクルマ産業が衰退していくかもしれません。

国は十分に考えて税金を決めて欲しいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、またの機会にお会いしましょう。

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