自動運転トピックス3選。実現に向けて日々進歩しています。

自動運転に新たな一歩。でもかなり微妙な一歩

自動運転の有料化に乗り出したウェイモ

昨年の12月に自動運転によるタクシーの有料サービスが始まりました。
始めたのは巨人グーグルの自動運転車両開発部門のウェイモです。
場所はアメリカのアリゾナ州のフェニックスです。
「いつ、どこで始めるのか?」と注目されていた自動運転の有料化サービスですが、
結局、人材と技術力で他を圧倒するウェイモが、輝かしい歴史の第一歩を刻みました。
と、ここまでは良いのですが、詳細を調べてみるとかなり微妙な一歩のようです。

人選やサービスは実証実験と大差ない

とにかくフェニックスへ行けば自動運転のタクシーに乗れると思ったら大間違い。
この自動運転タクシー・サービスを利用できるのは、ウェイモの
「アーリーライダーズ」というプログラムに申し込んだ人から、
さらに選ばれたわずかな人のみのようです。
しかも運転席には人間のドライバーが乗っていて、
いざという時にはクルマから運転を引き継ぐとのこと。これでは実証実験とほとんど変わらないといった印象です。実はウェイモは昨年11月にカリフォルニアでオートバイと接触事故を起こしており、このままで完全な自動運転サービスを実施すれば社会的に反発を受ける可能性があると考えたのかもしれません。

ちなみに同種のサービスが、中東のドバイでもうすぐ開始予定だし、日本においても今年中には地域限定で始まる予定です。とにかく利用者が使いやすいタクシーとして実現して欲しいものです。

LIDARで復活!パイオニアの秘策

自動運転の「眼」として欠かせないLIDAR(ライダー)。
今や世界中で熾烈な開発競争が行われていますが、ここで存在感を示しているのが、
カーAVの老舗パイオニアです。

パイオニアはカーナビで培った独自のセンシング技術を持っており、
そのレベルは世界トップクラスです。
オランダの3D地図企業「HERE」などとも提携しており、今後の成長が期待できそうです。
ここ最近は厳しい話題が多いだけになんとかここで起死回生を遂げて欲しいものです。

無人の隊列走行、新東名で実験中

新東名で画期的な実験が行われています。豊田通商が主体となって国内トラックメーカー4社が自動運転による隊列走行を検証しているのです。この実証実験は2016年から行われていますが、時期が進むごとにレベルが上がってきているようです。

今回は有人トラックに最大2台の自動運転トラック(日野自動車製で運転者は乗車している)
が連なり、時速70km/h、車間距離約10mで隊列走行を行います。
各車は「協調型車間距離維持支援システム」でつながれており、
先頭のトラックに合わせて加減速したり、車間距離を保持するということです。
物流業界のドライバー不足解消のためにも、早期の本運用の開始を期待したいところです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
では、またの機会にお会いしましょう。