こんにちは。ジーボです。
今日ホンダのインサイトに試乗してきましたのでお話したいと思います。
今回はいつも行くホンダディーラーにインサイトの試乗車がなく、同じ経営資本の別ディーラーへ行って試乗しました。
インサイトと言えば先代(二代目)がお手頃価格でハイブリッドが体験できると売り出したところ、人気に。
ところが、すぐ後にトヨタの三代目プリウスに対抗され、一転不人気車となってしまった残念なクルマでした。
今回は逆に4代目プリウス登場の後、2年後に発表、発売となりました。
ボディサイズはプリウスを上回る大きさでミドルサイズの正統派セダンといった作りです。
エクステリア
まずは試乗の前にじっくりとクルマを見させてもらいました。

サイドから見た感じは意外にカッコよかったですね。
4ドアクーペスタイルは胴長に見えるので基本的に好みではないのですが、良くバランスがとれたスタイリングに見えました。
試乗車はEX・BLACK STYLEという最上級グレードでした。
価格は車両本体で362万8800円です。
フロントのデザインもクルマ雑誌で見た時にはあまりパッとしませんでしたが、実際にみると案外悪くないかなという印象です。
クルマ雑誌の写真がボンネットより下から上へ見上げる感じだったから良くなかったのかもしれません。
斜め上から見下ろした普段の目線では悪くないと思いました。
リアは何となくですが、ホンダらしいデザインに感じました。
これまでのアコードのリアに似た感じを受けました。

インテリア
トランクルームはミドルセダンにふさわしいサイズです。
セールスさんはしきりにトランクルームが広いとアピールしていましたが、ジーボ的にはサイズ相応と思いました。
ただクーペのスタイリングなので入り口が小さい。
これなら5ドアにして欲しいと思います。
そのほうが荷物を載せやすいです。
後部座席にまわって乗ってみました。
スタイリングがクーペなのでデザインの犠牲になっていますね。
乗り降りする時に頭を下げないと頭をぶつけます。
ミニバンから乗り換える方は注意が必要だと思いました。
膝前の余裕は十分、座り心地も悪くありません。
頭上も入り口ほど低くなっておらず座ってしまえばスペース的には快適な印象でした。
シートの厚みが薄い感じがしましたが、これはバッテリーが後席下に格納されているから。
やむを得ないところですが、ロングドライブで長時間座っていられるか気になるところです。
このクルマトランクスルーが可能なのですが、座席側から倒すことができません(たぶん)。
いくら探してもシートを倒すレバーが見つかりませんでした。
一方、トランク側にはレバーが付いていました。
トランク側からも座席側からもシートを倒せるようにして欲しいものです。
あと、リア側ダッシュボードの裏側がむき出しです。
トランクからスピーカの裏側やシートを倒すときのワイヤーなどが丸見えなのが気になりました。
360万もするクルマでもこういうあまり人目につかない所はがんばらないのでしょうかねぇ。
ちょっと寂しい感じがしました。
また、ドア閉めたときの音が今一つな印象でした。
バタン!という音とドム!という音の中間くらいでしょうか?
密閉性のあまり感じられない軽い音でした。
さて、いよいよコックピットです。
インパネはオーソドックスな感じで、スピードメータはアナログ表示ですが、全体で大型のマルチインフォメーションディスプレイになっており、全て液晶です。
表示は大きくとても見やすいものでした。
シフトはセンターコンソールにあるボタン式です。
試乗
では、ブレーキ踏んでスタートスイッチ長押しでエンジンONです。
電動パーキングブレーキを解除してDボタンを押下して出発です。
最初はいつものように強めにアクセルを踏んで見ました。
滑らかに加速していくといった印象です。
いつの間にかスピードが出てしまう感じでした。
音はとても静かでエンジン音もあまり聞こえてこない感じでした。
2モータ式のハイブリッドはステップワゴンハイブリッド、オデッセイハイブリッドで経験済みですが、これらに比べると格段にエンジン音は静かになっていました。
1500ccとエンジンが小さくなっていることと、技術が向上していることが静かになっている理由でしょう。
足回りはやや硬めでしょうか。
タイヤの素性が影響しているかもしれませんが、小さい凹凸も拾う印象でした。
大きなゴツゴツ感ではありませんが、やや気になりました。
取り回しについてはエリシオンとほぼ同じ幅ということもあり、特に大きく感じることはありませんでした。
ブレーキはエリシオンと同じ感覚で踏んでいたのですが、ちょっと効き始めが遅いかなという印象でした。
もっとしっかり効いて欲しいですね。

まとめ
総合的に見ての印象は普通な感じでまずまずの乗り心地です。
車格から見ると2000ccか2500ccくらいのNAエンジンを搭載するのが相応なところを1500ccのハイブリッドで同じレベルの走りを実現できているのではないかと思います。
でも360万という価格からすると、飛びぬけて良いというところが見つからないというのはハイブリッドシステムの分だけ高いということか。
また、細かいところで気になる点があるなど、どうも今一つな印象でした。
そんな中でもこれから主たるパワートレーンになっていく1500ccの2モータ式ハイブリッドは進歩していてよい印象でした。
このパワートレーンが次期フィットで搭載されるとなると走りは大いに期待できそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。では、またの機会にお会いしましょう。