JNCAPから平成30年度前期自動車アセスメントの評価結果が発表されました。

こんにちは。ジーボです。11月29日(木)にJNCAPから平成30年度前期自動車アセスメントの評価結果が発表されました。

この内容についてコメントを含めて書きたいと思います。

まずはサマリから。

  • 平成30年度前期「自動車アセスメント」の予防安全性能評価において10車種中6車種が最高評価である「ASV+++」を獲得しました。
  • 中でもトヨタ「カローラスポーツ」は今年度から新たに追加された「対歩行者被害軽減ブレーキ(正式名称は衝突被害軽減制動制御装置:AEBS)夜間街灯あり」と「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」でともに満点を獲得し、126点満点中122.4点を獲得し、最高得点となりました。
  • 衝突安全性能評価においては4車種全てが最高評価である「ファイブスター賞」を獲得しました。

では、個々の成績について見ていきましょう。

予防安全性能評価結果

最高得点

トヨタ カローラスポーツ

被害軽減ブレーキ

〇対車両 32.0/32.0点

〇対歩行者 65.0/65.0点(内、夜間40.0/40.0点)

車線逸脱抑制 16.0/16.0点

後方視界情報 6.0/6.0点

高機能前照灯 1.4/5.0点

踏み間違い加速抑制 2.0/2.0点

合計122.4/126.0点

第2世代トヨタセーフティセンスが初めて評価されました。

結果はその実力を発揮した物となっています。

特に夜間でのテストで満点評価なのは歩行者夜間検知可能と歌うだけあってさすがです。

第2位

スバル フォレスター

被害軽減ブレーキ

〇対車両 32.0/32.0点

〇対歩行者 61.3/65.0点(内、夜間37.8/40.0点)

車線逸脱抑制 16.0/16.0点

後方視界情報 6.0/6.0点

高機能前照灯 5.0/5.0点

踏み間違い加速抑制 2.0/2.0点

合計122.3/126.0点

カローラスポーツとわずか0.1点差の2位となったフォレスターですが、自動ブレーキの面ではカローラスポーツとの差が歴然です。

それどころかスズキのソリオのシステムにもホンダセンシングにも負けています。

試験環境と実環境は異なるとはいえ、アイサイトVer3は時代遅れになりつつあると言わざるを得ません。

第3位

ホンダ N-VAN +STYLE FUN HONDA SENSING

被害軽減ブレーキ

〇対車両 32.0/32.0点

〇対歩行者 64.0/65.0点(内、夜間40.0/40.0点)

車線逸脱抑制 16.0/16.0点

後方視界情報 6.0/6.0点

高機能前照灯 1.4/5.0点

踏み間違い加速抑制 1.2/2.0点

合計120.6/126.0点

なんとホンダ N-VANが3番目に入ってきました。

これはちょっと驚き。

最近聞いた話によるとホンダセンシングで今一番進んでいるのはN-VANなのだとか。

ホンダは最も新しく発売される車がもっとも進んだホンダセンシングになるという方針のようです。

しかし、CR-Vはアメリカで先行発売されていたのでその当時のホンダセンシングのままのようです。

12月14日に発売が開始されるインサイトはどうなるでしょうか?

インサイトもアメリカで先行して発売されていますので最新のホンダセンシングになるのか気になります。

それにしてもN-VANのカタログを見ても夜間歩行者検知については全く書かれていないのは何故なんでしょうか?

まだ自信がないんでしょうかねぇ?

あ、ちなみに自転車検知は不可のようです。

これは明確に記載されていました。

第4位

ホンダ N-VAN L HONDA SENSING

被害軽減ブレーキ

〇対車両 32.0/32.0点

〇対歩行者 64.0/65.0点(内、夜間40.0/40.0点)

車線逸脱抑制 16.0/16.0点

後方視界情報 6.0/6.0点

高機能前照灯 0.0/5.0点

踏み間違い加速抑制 1.2/2.0点

合計119.2/126.0点

4番目もN-VAN。

こちらはオートハイビームが無い分点数が減点されているようです。ホンダは自動ブレーキ系のサプライヤをボッシュに変更してから性能が大幅に向上しているようですね。

第5位

マツダ アテンザ

被害軽減ブレーキ

〇対車両 32.0/32.0点

〇対歩行者 52.7/65.0点(内、夜間28.3/40.0点)

車線逸脱抑制 16.0/16.0点

後方視界情報 6.0/6.0点

高機能前照灯 5.0/5.0点

踏み間違い加速抑制 1.6/2.0点

合計113.3/126.0点

5番目はマツダ アテンザです。

これもちょっと以外です。

トヨタの次に夜間歩行者検知を言い出していましたが、夜間検知の結果はあまりよくありません。

マツダは世界の最先端を行くモービルアイ製の画像処理チップを使っており、昨年までは最高得点をマークしていましたが、今年は5番手に下がりました。

モービルアイ製チップは夜間歩行者検知が苦手なのか、マツダのソフトウェアがまだ画像処理チップの夜間歩行者検知部分の能力を引き出せていないのかわかりませんが、まだ改善の余地があるということでしょう。

第6位

スズキ ソリオ/ソリオバンディット,ミツビシ デリカD:2/デリカD:2カスタム

被害軽減ブレーキ

〇対車両 32.0/32.0点

〇対歩行者 62.1/65.0点(内、夜間39.6/40.0点)

車線逸脱抑制 8.0/16.0点

後方視界情報 6.0/6.0点

高機能前照灯 1.4/5.0点

踏み間違い加速抑制 1.6/2.0点

合計111.1/126.0点

6番目に入ってきたソリオですが、自動ブレーキ部分では3番目の好成績です。

これも以外な結果です。

ソリオの自動ブレーキはデュアルカメラブレーキサポート。

いわゆるアイサイト方式。

それで本家越えしているのだからすばらしい。

スズキがんばってるね。

第7位

ミツビシ ekスペースカスタム/ekスペース、ニッサン デイズルークスハイウェイスター/デイズルークス

被害軽減ブレーキ

〇対車両 32.0/32.0点

〇対歩行者 44.2/65.0点(内、夜間19.3/40.0点)

車線逸脱抑制 8.0/16.0点

後方視界情報 6.0/6.0点

高機能前照灯 1.4/5.0点

踏み間違い加速抑制 1.6/2.0点

合計93.2/126.0点

7番目はekスペースですね。

最近人に対する踏み間違い防止に対応とCMしてますね。

ekスペースはニッサン経由でモービルアイ製画像処理チップを得て性能向上したと思われます。

夜間歩行者も対応できているようですが、全体的にまだまだソフトウェアのチューニングが必要だと思います。

第8位

トヨタ カムリ、ダイハツ アルティス

被害軽減ブレーキ

〇対車両 32.0/32.0点

〇対歩行者 18.2/65.0点(内、夜間0.0/40.0点)

車線逸脱抑制 16.0/16.0点

後方視界情報 6.0/6.0点

高機能前照灯 1.4/5.0点

踏み間違い加速抑制 2.0/2.0点

合計76.6/126.0点

8番目はトヨタ カムリです。

カムリはセーフティセンスPでしょうかね。

ちょっと点数低いですね。

夜間の試験も辞退というか試験をしていないです。

8番目以降は全て夜間の試験をしていません。

第9位

スズキ クロスビー

被害軽減ブレーキ

〇対車両 32.0/32.0点

〇対歩行者 14.9/65.0点(内、夜間0.0/40.0点)

車線逸脱抑制 8.0/16.0点

後方視界情報 6.0/6.0点

高機能前照灯 1.4/5.0点

踏み間違い加速抑制 1.6/2.0点

合計63.9/126.0点

クロスビーの自動ブレーキは単眼カメラ+レーザーレーダー方式のデュアルセンサーブレーキです。スズキは複数の方式の自動ブレーキとなっていますが、そろそろ本命を決めて集中しないと開発効率が悪いと思うのですが。。。

第10位

ミツビシ エクリプスクロス

被害軽減ブレーキ

〇対車両 32.0/32.0点

〇対歩行者 14.9/65.0点(内、夜間0.0/40.0点)

車線逸脱抑制 8.0/16.0点

後方視界情報 6.0/6.0点

高機能前照灯 1.4/5.0点

踏み間違い加速抑制 1.2/2.0点

合計63.6/126.0点

10番目はエクリプスクロスです。新しいクルマなのにこの点数はちょっと低すぎますね。こちらもニッサンの力を借りてモービルアイ製に移行したいところでしょう。

第11位

ホンダ オデッセイ

被害軽減ブレーキ

〇対車両 31.6/32.0点

〇対歩行者 8.5/65.0点(内、夜間0.0/40.0点)

車線逸脱抑制 16.0/16.0点

後方視界情報 6.0/6.0点

高機能前照灯 0.0/5.0点

踏み間違い加速抑制 0.6/2.0点

合計62.7/126.0点

最後はオデッセイです。

しかたないですね。

発売されてからもうかなりたってますから。ホンダの方針では途中で機能アップしないですから。

衝突安全性能評価結果

次は衝突安全性能評価です。

自動ブレーキが完全に止まれる保証がない以上、衝突安全性能も必要です。

そういう意味でこちらの試験を受けたのが10車種あったのにたった4車種というのは残念です。

トヨタ カローラスポーツも試験を回避しています。

こういうことだと自信がないのか?と疑ってしまいます。

それとも毎回同じ内容の試験だから何度も実施する必要はないと思っているのでしょうか?

批判的に見る人からは毎回同じ試験で問題の内容がわかっているので高得点はあたりまえと言われているくらいですから。

では結果をどうぞ。

最高得点

ミツビシ エクリプスクロス

歩行者保護性能評価 29.96/37点

乗員保護性能評価 56.96/59点

シートベルトの着用警報装置 2.83/4点

合計89.7/100点

うーん。

試験内容がわかっていて最高得点でこの点数は少し物足りないですね。

新型車なのだからもう少し頑張って欲しいと思います。

第2位

トヨタ カムリ、ダイハツ アルティス

歩行者保護性能評価 26.32/37点

乗員保護性能評価 57.21/59点

シートベルトの着用警報装置 2.00/4点

合計85.6/100点

主戦場のアメリカはもっと試験が厳しいはずなのに日本でこの結果はいけないと思います。

何がいけないかというとアメリカ仕様と日本仕様で安全性に違いがあるということを意味するからです。

アメリカでは安全性の高さが販売に影響するのでそれなりに高い安全性となっているはず。

アメリカより甘い日本の試験でこの点数ということは日本仕様の安全性はアメリカ仕様の安全性より劣るということです。

安全性を高める為にフレームの補強などを行うと車両の重量が重くなり、その分燃費は落ちます。

日本では安全性より燃費で販売に影響するのでしょう。

逆にアメリカでは燃費を気にする人はほとんどいないのだろうと思います。

ジーボは燃費より安全性を重視して欲しいと思いますが。

第3位

スズキ クロスビー

歩行者保護性能評価 29.25/37点

乗員保護性能評価 54.02/59点

シートベルトの着用警報装置 2.00/4点

合計85.2/100点

スズキ クロスビーは僅差の3番手です。

スズキは車両の軽量化を積極的に行っているメーカーです。

衝突安全性能に影響が出ていないのか気にはなります。

第4位

ホンダ オデッセイ

歩行者保護性能評価 26.61/37点

乗員保護性能評価 55.30/59点

シートベルトの着用警報装置 2.00/4点

合計85.2/100点

またも最後はオデッセイ。古いとはいえ、高いクルマなんだからもう少し頑張って欲しいです。

まとめ

今回の結果では第二世代セーフティセンスはまずまずの成績だったと言えるでしょう。

来年は夜間街灯なしでの試験が追加されるそうです。

ここでセーフティセンスがモービルアイ製勢を上回ることができれば世界有数の自動ブレーキであることが実証できるでしょう。

来年の試験が楽しみです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、またの機会にお会いしましょう。

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