こんにちは。ジーボです。今回はなぜ国産メーカーはディーゼルに力を入れないのか?、なぜガソリンより軽油のほうが安いのか?、ハイブリット車のほうが高いのに売れるのはなぜか?、ハイブリッド車の電池容量はどのくらいか?、カタログ燃費と実燃費が大きく異なるのはなぜか?の5つについて紹介します。
目次
なぜ国産メーカーはディーゼルに力を入れないのか?
以前の国産乗用車は、ディーゼルエンジンを搭載していました。
ホンダとスバルも欧州仕様に用意していました。
しかし、今は各社ともに消極的です。
理由はディーゼルが好調だった欧州で不人気になっていること。
欧州にはユーロ3の古いディーゼル車が多く残っており、大気汚染が深刻化しました。
更にフォルクスワーゲンの排出ガス不正問題が追い打ちをかけました。
また、電動車の開発に力を入れたいという事情もあります。
ただし、マツダは違います。
マツダは原油を採掘した段階から走行までの全行程で、どれだけ二酸化炭素を排出するかを重視しています。
電気自動車が火力発電による電気で走れば、ディーゼルの環境負荷の方が少ない場合もあります。
マツダは今後も内燃機関が必要と考えてディーゼルに取り組んでいます。
そこにはマツダが大切にする走りの楽しさも含まれています。
なぜガソリンより軽油のほうが安いのか?
どのガソリンスタンドでも20円くらい軽油のほうが安いのは税率の違いによります。
ガソリン価格には揮発油税53.8円と石油石炭税2.8円を合わせた56.6円がかかっています。
一方、軽油価格には軽油引取税32.1円と石油石炭税2.8円をあわせた34.9円がかかっています。
この21.7円が価格差となります。
軽油引取税は軽油が主にバスやドラックで使用されるため、燃料費が企業の経営を圧迫しないように安く設定されています。
企業ばかり優遇しないでほしいですね。
ハイブリッド車のほうが高いのに売れるのはなぜか?
ハイブリッド車の価格は同サイズのノーマルエンジン車に比べて30~50万円高いです。
この価格上昇分を燃料代の節約で取り戻すには概算で1年間の走行距離が1.5万キロに達する必要があります。
にもかかわらずハイブリッド車が好調に売れるのはクリーンな印象があるからと言われています。
環境対策に力を入れる法人ユーザーもこの点を重視しています。
また、クルマを買い替える周期が約8年と長くなった今では「ようやくハイブリッド車を買える」と考えているユーザーも多いようです。
ハイブリッド車は走りが静かで上質だから、小さなクルマに代替えするユーザーがコンパクトなハイブリッド車を選ぶこともあります。
新しもの好きとか優越感なんかも理由としてはありそうな気がしますが。
ハイブリッド車の電池容量はどのくらいか?
一番大きいのがプラグインハイブリッドで8kwh以上あります。
トヨタに代表されるストロングハイブリッドは1kwh前後です。
簡易型のマイルドハイブリッドでは0.1kwh~0.5kwh程度と小容量です。
ニッサンのe-POWERはハイブリッドの一種ですが、1.5kwh~1.8kwhとストロングハイブリッドより少し多い程度です。
ちなみにピュアEVのリーフでは40kwhでプラグインハイブリッドの3倍以上の容量を持っています。
カタログ燃費と実燃費が大きく異なるのはなぜか?
カタログ燃費は限られたパターンでしか燃費を測定しないのに対し、実走行は上り坂や高速道路を走るなど色々な使われ方をする為で、特にハイブリッドのような燃費が良いクルマほどカタログ燃費と実燃費の乖離は大きい傾向があります。
しかし、走行パターンごとの燃費も発表するWLTCモードの導入により、その乖離は減少すると思われます。
むかし、10.15モード燃費というのがありました。これよりも実燃費に近づける為にJC08モードが採用されたのに、結局は元の木阿弥になりました。
WLTCモードがそうならないことを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、またの機会にお会いしましょう。