デンソー以外で初のトヨタのサプライヤーとなったコンチネンタルってどんな会社?

皆さんこんにちは。ジーボです。今回は初めてデンソー以外で初めてトヨタのサプライヤーとなったコンチネンタルについて紹介します。

クルマを好きな人であれば「コンチネンタル」と聞けば「ああ、タイヤの会社ね。」と思うことでしょう。(ジーボもそうでした。)実際のところ、世界のタイヤシェア4位で欧州では新車の純正タイヤ装着率1位というタイヤメーカーです。しかし、1990年代からタイヤ以外の分野にも進出し始めており、現在では自動運転といったハイテク分野でも重要な地位を占める存在になっています。コンチネンタルの2017年の売り上げは日本円で約5兆5000億円。コンチネンタルの会社規模は中堅自動車メーカーに匹敵する大きさです。

さて、そんなコンチネンタルですが、1871年にドイツで創業しました。ダイムラーとベンツが自動車を発明する前からある会社で、タイヤやゴム製品を武器に業績を伸ばしてきました。1930年代にサーキットを席捲してメルセデスやアウトウニオンのグランプリマシンのタイヤは全てコンチネンタル製でした。また、史上初のスタッドレスタイヤを開発したのもコンチネンタルでした。

そんなコンチネンタルでしたが、今後のタイヤ市場は新興メーカーも加わり競争が激化すると考え、その状況を乗り切るためにプレミアムなタイヤメーカーとしての地位を固めるとともに、新たな分野を開拓し、事業を拡大することを狙っていました。

コンチネンタルが着目したのは長年タイヤで培ってきたクルマの運動性能の領域でした。ABSや横滑り防止装置のコンポーネント開発をきっかけとしてクルマの運動性能全般に関わる部品サプライヤーになろうと考えました。

1995年には社内に「オートモーティブシステム部門」を設立しました。そしてここぞと思う有望な企業を次々と買収していきました。その中でも話題となったのは1998年のブレーキ大手アルフレッド・テーベスの買収です。それ以外にも年配のクルマ好きであれば聞いたことがあると思うメーターのVDOやターボチャージャーのKKKなど多くの企業がコンチネンタルの傘下に収まりました。

こうしてコンチネンタルはタイヤメーカーから最先端のハイテクサプライヤーへと変身しました。そして、1990年代の終わりごろから買収の成果が製品となって表れてきました。電子制御ブレーキユニット、アダプティブクルーズコントロールの為のレーダー、フルカラーヘッドアップディスプレイなどが開発され、メルセデスやBMWといったメーカーに採用されていきました。

コンチネンタルは実はイスラエルの自動運転ベンチャー「モービルアイ」と深い関わりを持ってきました。モービルアイが初めて作った画像処理チップ「EyeQ1」は2008年にBMW7シリーズに初めて搭載されましたが、この時使われたCMOSカメラを作ったのはコンチネンタルだったのです。

モービルアイはその後、半導体の巨人インテルに買収されましたが、コンチネンタルはその後も親密な関係を続けています。現在いくつかある自動運転の派閥の一つ「インテル連合」の中で重要な役割を担っています。

現在のコンチネンタルは自動運転から更に守備範囲を広げてコネクティビティや電気自動車、48V系ハイブリッドなど近未来のホットな話題全てに開発の手を伸ばしています。

最近もイスラエルのセキュリティ会社「アルガス」を買収し、IT化するクルマのサイバーセキュリティの領域へ乗り出しています。

いかがでしたか?「モービルアイ」ともつながりがあったとは驚きです。だから自動ブレーキでもすばらしい性能を持っているのですね。もはやコンチネンタルはタイヤメーカーではありませんね。ライバルは同じドイツのボッシュになるでしょうか。今後ますます大きな会社になっていく予感がしますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、またの機会にお会いしましょう。

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