絵本【あめたろう】今井弓子さん、【かさ】太田大八さん、【ゆうだちのまち】杉田比呂美さん

皆さんこんにちは。ジーボです。雨がテーマの絵本を紹介するのも今回が最後となりました。今回も3冊紹介します。

あめたろう

まず1冊目は1999年発行、今井弓子さん作・絵の「あめたろう」です。

主人公は小さな女の子。名前は出てきません。

毎日毎日雨ばかりでせっかくお父さんもお休みなのにどこへも連れて行ってもらえないと不満顔の女の子。

傘をさして外を歩いていると、突然男の子が空から落ちてきます。

名前を聞くとあめたろうと答え、雲から落ちてきたと泣きわめきます。そして…

今年の梅雨はあまり雨が降らない印象ですが、雨ばかりだとテンションも下がりますよね。

特に子どもたちは外で遊べないのでストレス溜まります。え?最近はDSやSwitchで遊べるからそうでもない?

まあ、そういわれればそうかもしれません。

「あめたろう」は雨の妖精といったところでしょうか。

雨を降らせるのは昔からかみなりさまやおにが定番でしたが、この絵本ではあめたろうに角が生えていないことからおにではなさそうです。

退屈な雨の一日に起きた不思議な出来事は女の子にとって楽しい出来事になりました。

あめたろうが雲の上に戻った後もまたこないかと雨の中でまっている姿が印象的でした。


かさ

さて、続いてのお話は1975年発行、太田大八さん作、絵の「かさ」です。このお話にはセリフがありません。

まるで昔の無声映画のようです。(といってもわかるのはジーボと同じ年齢以上の人だけかも)

絵も全体が墨一色で描かれており、ただ一つ主人公の女の子がさす傘だけが赤い色で塗られています。

お話は女の子がお父さんの傘を持って駅まで迎えに行くという内容です。

途中色々な街の風景が描写されていますが、発行が1975年ということもあって昭和の古き良き時代の風景がひろがっています。

高齢の方にはとても懐かしく、子どもたちにはとても珍しく見えるかもしれません。

最近であれば近くのコンビニに入れば500円ほどでビニール傘が買えるので、こういったシーンはほとんど見かけないですね。

見かけるのは「サザエさん」の中だけかもしれません。

女の子の気持ちになってみると大事なおつかいを頼まれた責任感と無事にお父さんに会えるだろうかという不安感、お父さんはどんな顔で迎えてくれるだろうかという期待感などが入り混じった感じでしょう。

はじめてのおつかいではないですが、子どもにおつかいを頼むことって減っているんじゃないかと思います。

おつかいの体験を通して責任感や達成感を持ってもらうことも親としての義務かもしれません。

まあ、大体おつかいを頼むと断られますがねぇ。

それと昔に比べると物騒なことも多くなりましたからなかなか難しいですね。

この本はおじいさんやおばあさんと読むとお子さんとのコミュニケーションが良くとれるお話です。お孫さんといっしょに楽しんで見てください。


ゆうだちのまち

最後のお話は2016年発行、杉田比呂美さん作・絵の「ゆうだちのまち」です。主人公はゆきちゃんという女の子。

お父さんと一緒にまちへ買い物に出かけます。

家を出た時にはとても暑い日だったのにいつの間にか真っ黒な雲、

そしてゆうだち。

ゆきちゃんにとってははじめてのゆうだち体験だったようです。

お話ではゆうだちの際によく見かける風景や温度、湿度、においなど細かく書いています。

ゆうだちが初めてのゆきちゃんの好奇心が色々な風景をとらえているという感じです。

お話を読んでいるお子さんたちもにおい以外は疑似体験ができると思います。

また、ゆうだちがあがったあとの風景も描写しています。

ゆうだちがあがったあとは涼しくて良いですよね。蒸し暑さが吹っ飛びます。

このお話はお天気に興味のあるお子さんにはお勧めです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、またの機会にお会いしましょう。

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