雨がテーマの絵本。【ゆうだち】、【てんきよほうかぞえうた】、【あめのひのピクニック】

皆さんこんにちは。ジーボです。雨をテーマにした絵本の第二弾です。今回も3冊紹介したいと思います。では1冊めはこのお話から。


ゆうだち

最初のお話は2012年発行、あきびんごさん作の「ゆうだち」です。

お話は南の島を舞台にオオカミから逃げようとする必死なヤギの姿を描いています。

ゆうだちがやってくると見えるものも聞こえるものも雨とかみなりだけになってしまいます。

ヤギがゆうだちにあったのはちょうどオオカミの家の前でした。

オオカミはヤギを家へ招きました。

ヤギはよろこんで家に入りました。

実はオオカミはゆうだちのたびにこまっている動物だちを招き入れ、動物たちを食べていたのでした。

オオカミが小声で歌っている歌からそれを知った耳のいいヤギは何とかして逃げ出そうとします。そして…

作者によれば、このお話はカリブ海に浮かぶ島国トリニダード・トバゴ共和国に伝わる民話をもとにしているそうです。

もともとのお話はヤギとライオンのお話だったそうですが、トリニダード・トバゴには野生のライオンはいないことから、アフリカからやってきた人たちが語り継いできたお話かもしれないということでした。

この絵本では舞台を日本の南の島にうつしてヤギとオオカミの話として書いたということです。

さて、お話の内容ですが、小さなお子さんには少し怖いお話かもしれません。

というのもヤギが逃げるために必死になる姿が絵とともに見ていると段々と怖くなってくるのです。

小さなお子さんには意味が分からなくても本能に訴えかけるような恐怖を抱かせてしまうのではと感じました。

この本を読んであげた時にお子さんが泣いたり嫌がったりするならばその子は感受性の強い子だと言えるかもしれません。

反対に何の反応もない子は何事にも動じない図太い神経の持ち主かもしれません。

そんなことを考えていると絵本って子どもたちの性格や心を知る良い手段の一つだなぁと思いました。

お話を楽しむという感じの本ではありませんが、ちょっと変わっためずらしい本であることは確かです。

大人が読んでみるにはお勧めできる本です。


てんきよほうかぞえうた

続いてのお話は2004年発行、岸田衿子さん作、柚木沙弥朗さん絵の「てんきよほうかぞえうた」です。

この本は題名通りかぞえうたの本です。

作者の岸田さんは詩人でもあることからうたの詩のように書かれています。

以前谷川俊太郎さんが絵本にかかわっていることに驚きを感じていたのですが、他にも詩人で絵本を書いている方がいらっしゃるのですね。

考えてみれば詩も絵本も文章であることには変わりはないのですから不思議ではないですね。

子どもたちに詩の世界を知ってもらう良い機会になるかもしれない。

詩に絵がついている本なのでより作者のイメージが伝わりやすいでしょう。

この本ではかぞえうたの終わりにちょっとした付けたしの文章があるのですが、その文章がユーモアがあって面白いです。

お子さんにもウケると思います。

絵もうたや付けたしの文章に合わせてユーモラスに描かれていますので、楽しめます。

この本は4才から小学校低学年までのお子さん向けです。

特に数字や天気が好きな子にはお勧めの本です。


あめのひのピクニック

今回最後のお話は1983年発行、ガブリエル・バンサンさん作、もりひさしさん訳の「あめのひのピクニック」です。

このお話は「くまのアーネストおじさん」シリーズの中の1冊です。

アーネストとセレスティーヌはあしたのピクニックのためにおべんとう作りをしていました。

次の朝、大喜びで起きてきたセレスティーヌでしたが、アーネストからどしゃぶりでピクニックには行けないと言われます。

どうしてもあきらめきれずしょげかえるセレスティーヌにたいしてアーネストはとてもいい天気だというつもりでピクニックに出かけることを提案します。

そして…

くまのアーネストおじさんは聞いたことはありましたが、今回初めて読みました。

絵は線がハッキリと書かれていて強弱がうまく表現されています。

それとは対照的な淡い色づかいがとてもあたたかな感じを与えてくれます。

アーネストの明るく屈託のない性格はほほえましくとても好感が持てます。

その性格が他の登場人物や読み手をも引き込んでしまう魅力となっています。

あとがきによればこのシリーズはいつも意外な結末を迎えるそうです。

この本でもそうでした。

明るいアーネストと意外な結末を楽しんでみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました。

では、またの機会にお会いしましょう。

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