絵本【ふつうに学校にいくふつうの日】コリン・マクノートンさん文、【これはのみのぴこ】谷川俊太郎さん作、【だるまちゃんのともだち だるまちゃん・りんごんちゃん】かこさとしさん作を紹介。

皆さんこんにちは。ジーボです。今回は3つのお話を紹介します。


ふつうの学校にいくふつうの日

まず最初のお話は2005年発行、コリン・マクノートンさん文、きたむらさとしさん絵、柴田元幸さん訳の「ふつうの学校にいくふつうの日」です。

このお話はふつうの男の子がふつうに起きて学校にいくとふつうでないことが起きるという話です。ふつうでないことを起こしたのは新しくやってきたギー先生。みんなに音楽を聞かせて頭の中に絵を思い浮かべなさい。そしてそれを言葉にして書きなさいと言いました。そして…

このお話の中に「ふつう」という言葉が35回も出てきます。ジーボは読んでいるうちに「ふつう」ってなんだろうと考えました。

その答えを見つけるお話かと思ったのですが、全く違いました。

後に続く「ふつう」でないことを強く印象づける為のものでした。

音楽を聴いて「ふつう」の男の子やその仲間たちはそれぞれで思い思いの絵を思い浮かべ、それを言葉にしていきます。「ふつう」の男の子は言葉に書き表すのが間に合わないくらいの絵が思い浮かんできます。そのシーンには言葉はなく2ページにわたって絵のみで表されていました。

「ふつう」の男の子は音楽によって感受性を刺激され、想像力を豊かに働かせました。中には何も思い浮かばなかった子もいたようです。ですが、それもまた個性。

ギー先生はこの授業を始める前に生徒のことを知るためといっています。想像力を豊かに発揮する子もいれば、そうでない子もいる。生徒それぞれがどのようなキャラクターなのかを知りたかったようです。

「ふつう」の男の子は大いに想像力を働かせ、「ふつう」でない経験をしました。

このお話は年長さんから小学2年生くらいまでの子に読んで欲しいです。ジーボとしてはギー先生が行ったのと同じことをわが子にも体験してもらいたいと思いました。

どんな絵が思い浮かぶでしょうか?

考えただけでもワクワクします。


これはのみのぴこ

続いてのお話は2005年発行、谷川俊太郎さん作、和田誠さん絵の「これはのみのぴこ」です。

この絵本はことばあそび絵本です。のみのぴこから始まって、色々な人につながっていきます。そのつながりが一文で書かれています。

英訳するのはとても難しいだろうなと変な心配をしてしまいました。日本語で書かれていても途中から良くわからなくなります。そんな絵本です。

子どもたちはそのナンセンスなことばの響きを楽しめればよいと思います。

年中さんくらいから読むのがおすすめです。


だるまちゃんのともだち だるまちゃん・りんごんちゃん

最後のお話は2003年発行、かこさとしさん作の「だるまちゃんのともだち だるまちゃん・りんごんちゃん」です。

このお話は2000年の夏に加古さんが長野県飯田市で毎年行われる国内外の専門劇団、アマチュア劇団による人形劇フェスタにお手伝いに行ったとき、会場の小さなお友達と「えほんをつくる」やくそくをしたことからできました。

りんごんちゃんとは飯田のりんごのことだそうです。りんごちゃんではなく、りんごんちゃんなのがおもしろいですね。

絵本の中には飯田の町の西北にある風越山が登場したり、人形劇のシーンでは舞台の紋様として竹田人形座のしるしをおかりしています。

また絵本の中の会話を飯田のことばに近くするために飯田市立図書館の方々に指導していただいたということです。

この絵本には飯田の皆さんの力と思いがこもっているといいます。

ジーボにはそれに加えて加古さんの熱い思いもたくさん込められているように思いました。

以前に紹介した「コウノトリのコウちゃん」もそうですが、地方の人達が情熱を込めて行っている事業について焦点をあてて書いているように思います。

失礼ながら92歳というご高齢にもかかわらず、いまだに精力的に絵本を描いている加古さんには頭が下がります。

これからも可能な限り新しい絵本を発表し続けて欲しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、またの機会にお会いしましょう。

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