花の絵本【はなやのおばさん】ねじめ正一さん、【はなねこちゃん】竹下文子さん、【バラ咲くじゅうたんのあるところ】ルクサナ・カーンさんを紹介。

皆さんこんにちは。ジーボです。今回は花にまつわるお話を紹介します。

はなやのおばさん

まず最初のお話は2008年発行、ねじめ正一さん文、大島妙子さん絵の「はなやのおばさん」です。

ありがとうみどりちゃん

花の大好きなみどりちゃんの夢は花屋さんになることです。

いつも学校の帰り道にある商店街で花屋さんに立ち寄ります。花屋のおじさんとおばさんはみどりちゃんのことを良く知っています。おじさんはいつもみどりちゃんに花の種をくれました。おかげでみどりちゃんの家は花でいっぱいです。

ところがある日花屋のおじさんが急に亡くなりました。それ以来花屋さんのシャッターは閉まったままでした。悲しみに暮れるみどりちゃん。けれども…

絵の色彩がとても印象的な絵本です。明るいみどりちゃんの場面ではとてもカラフルで悲しみの中にいるみどりちゃんの場面ではモノクロで描かれています。みどりちゃんの気持ちをとても良く表現していると思います。

このお話の主人公はみどりちゃんなのですが、題名が「はなやのおばさん」なのはどうしてか?考えてみました。みどりちゃんにとって花はもちろんですが、花屋のおじさん、おばさんも大好きだったに違いありません。花屋のおばさんはおじさんが亡くなって悲しい思いをしたけれど、みどりちゃんのおばさんへのはげましたい気持ちが題名になったのではないか?と思いました。


はなねこちゃん

続いてのお話は2013年発行、竹下文子さん作、いしいつとむさん絵の「はなねこちゃん」です。

メルヘンだなあ

はなちゃんが書いたネコだからはなねこちゃん。

そのはなねこちゃんにひげを書き忘れたままはなちゃんは遊びに行ってしまいます。困ってしまったはなねこちゃんははなちゃんを探し始めます。けれどもアンテナの役目をするひげがないのでフラフラヨタヨタうまく歩けません。とうとう道に迷って家に帰れなくなってしまいました。そして…

題名から花のだいすきなネコのお話だと思いましたが全く違っていました。絵にかいたはなねこちゃんが飛び出して冒険をするというとてもメルヘンチックなお話となっています。お話の中で花について出てこないのですが、色々なシーンでたくさんの花の絵が出てきます。

自分の書いた絵が飛び出してくるというのは子どもたちにとってワクワクすることだと思います。お子さんがこの本を気に入ったらお子さん自身にも絵を書いてみるよう勧めてみるのも良いと思います。


バラ咲くじゅうたんのあるところ

最後のお話は2006年発行、ルクサナ・カーンさん作、ロナルド・ハイムラーさん絵、若林千鶴さん訳の「ハラ咲くじゅうたんのあるところ」です。

戦争のない世界を求めて

この絵本はポーランドのコルチャック賞を受賞した作品です。お話は作者がパキスタンの難民キャンプを訪れたときの取材を元に書かれました。小さいお子さんにはちょっと重い内容です。きっとよくわからないのではないかと思います。

主人公は父親を戦争で亡くし、母親と妹の三人で暮らしている少年です。少年は金銭的援助を受けてじゅうたん織り職人になるための訓練をしています。今は平和への願いを込めて赤いバラのじゅうたんを夢中になって織っていました。じゅうたんを織っていると戦争のことやつらい生活のことを忘れることができました。少年は自分がじゅうたん織りで自立して母親や妹にひもじい思いをさせないようにしたいと考えていました。

そんなある日、妹がトラックにはねられたと知らせが入ります。急いで病院へ向かう少年。そして…

このお話には少年が生活する難民キャンプの様子が細かく描かれています。我々の生活からは想像もできない世界だと思います。世界には難民となって援助を受けながら生きている人がたくさんいます。このお話を読んで難民の人たちのことを少しでも考える機会になればと思います。この本を小学生の子供たちが読んで、難民キャンプで生活する人たちが今でもたくさんいるということを考えて欲しいと良いと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、またの機会にお会いしましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする