平成29年度前期JNCAP結果が発表されました。

皆さんこんにちは。ジーボです。平成29年度前期の自動車アセスメント(JNCAP)の結果が東京モーターショー会場のブースで発表されたようです。

 JNCAPでジーボが最も注目するのが予防安全性能評価です。前回はマツダの車が最高得点だったことに非常に驚きました。今回はどんな結果になっているでしょうか?

予防安全評価

 予防安全評価では被害軽減ブレーキの対車両及び対走行車、後方視界情報(バックビューモニター)、車線逸脱抑制の4つの試験の合計点数による評価となっています。

 エントリーされたのはトヨタのC-HR、ルーミー4兄弟、ホンダのフィット、日産のノート、スバルのWRX/レヴォーグ、マツダのCX-5、三菱のアウトランダー、スズキのワゴンRの8車種です。

 この中で最高得点を取ったのは日産のノートです!!。全試験項目で満点を取るという素晴らしい成績です。続いてマツダのCX-5です。被害軽減ブレーキ(対歩行者)の項目で0.5点足りず、全試験項目満点を取り損ねました。3位はスバルのWRX/レヴォーグで、やはり被害軽減ブレーキ(対歩行者)の項目で2.5点減点され、全項目満点を逃しています。その他の順位は以下の通りです。

  1. 日産ノート                       79.0点/79

  2. マツダCX-5                          78.5点/79

  3. スバルWRX/レヴォーグ  76.5点/79

  4. トヨタC-HR                           74.4点/79

  5. ホンダフィット              65.5点/79

  6. 三菱アウトランダー        63.2点/79

  7. スズキワゴンR            58.9点/79

  8. トヨタルーミー4兄弟         30.6点/79

 これを先進安全技術、自動ブレーキのシステムで見ると以下のようになります。

  1. 日産 インテリジェントモビリティ

  2. マツダ アイ アクティブセンス

  3. スバル アイサイト

  4. トヨタ セーフティセンスP

  5. ホンダ センシング

  6. 三菱 イーアシスト

  7. スズキ デュアルセンサーブレーキサポート

  8. ダイハツ スマートアシストⅡ

 全体を通して見ると被害軽減ブレーキ(対歩行者)の項目で差が出ているようです。ノートとCX-5はモービルアイ社製のカメラを使っており、この性能が高いことが1,2位に入った要因となっています。モービルアイ社製のカメラはスバルが使っている日立製よりも視野角が広く、歩行者の飛び出しにもいち早く反応できるのだと思います。
しかし、皆さん、ノートが満点だからと言ってノートが一番安全だと思ってはいけません。確かにこのテストの結果はある程度の参考になると思います。しかし、人間が入試模試で1位を取ったからと言って実社会でも1番になれるかというと、そうでもないのと同じように、車もまた、実環境でどれだけの能力を発揮できるかはまた、別の話です。
というのも、実環境とテスト環境は全く異なるからです。例えば、実環境の道路では歩行者だけでなく、自転車もいます。自転車の検知ができるのはアイサイト搭載車と12月25日にマイナーチェンジしたアルファード/ベルファイアぐらいです。つまり、ノートはWRX/レヴォーグにと比べて自転車とぶつかる可能性が高いということになります。

 また、夜間ではどうでしょうか?CX-5は夜間になると人検知を完全に止めてしまいますが、WRX/レヴォーグは可能な限り検知を試みます。この2例を考えてみてもノート、CX-5とWRX/レヴォーグのどちらが実環境で頼りになるかは明らかだと思います。試験結果が必ずしも安全性が高いと言い切れないことがお分かりいただけたでしょうか?

 JNCAPの試験項目はより実環境に近づくように今後更に追加していって欲しいです。同じ試験項目が続くとその内全ての車が満点を取るようになり、意味をなさなくなってしまいますので。早速平成29年度後期では対自転車を追加して欲しいですね。試験項目を追加していくことで各社対応に乗り出し、進歩していくので、JNCAPには先を見据えた試験を行い、これまで以上に車ユーザーの参考になるようにして欲しいです。

衝突安全性能評価

 さて、もう一つの衝突安全性能評価についても書いておきます。この評価では自動車が衝突した時の乗員保護性能としてフルフラップ前面衝突、オフセット前面衝突(車幅の40%を衝突させるようにオフセット)、側面衝突、後面衝突頚部保護、感電保護の5項目と歩行者保護として頭部保護と脚部保護の2項目の衝突試験を行い、更にシートベルト着用警報装置の評価を加えた総合得点から5段階評価を行います。

 今回はトヨタのC-HRとルーミー4兄弟、マツダのCX-5、スズキのワゴンRの4車種がエントリーしました。この中で最高得点を取ったのはマツダのCX-5でした。208点満点のところ、187.3点でファイブスター獲得です。2位は185.8点でトヨタのC-HRで同じくファイブスターを獲得です。詳細は以下をご覧ください。

  1. マツダCX-5      187.3点/208

  2. トヨタC-HR       185.8点/208

  3. トヨタルーミー4兄弟 180.3点/208

  4. スズキワゴンR    163.0点/208

 衝突安全性能評価ではアメリカで行われているスモールオーバーラップ衝突(約64Km/hで走行させた車両の運転席側前面4分の1を高さ1.5mの障壁に衝突させる)試験も追加して欲しいです。こちらの評価でも安全な車となるように安全な車となるように試験を厳しくして欲しいです。

 最後までお読みいただきありがとうございました。では、またの機会にお会いしましょう。

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