絵本 井上よう子さんの「おによりつよいおよめさん」を紹介。霊長類最強!

皆さんこんにちは。ジーボです。今回のお話は2013年発行、井上よう子さん作、吉田尚命さん絵の「おによりつよいおよめさん」です。

あらすじ

 山おくのまつの木のそばのこやにおにがすんでいました。このおにときたらとんでもないらんぼうもので気がむくとあちこちの村におりてっちゃ、あばれていくまったくこまったおにでした。

 あるばんおにはまつの木のえだにこしかけてさけをのんでいました。ふもとの村のあかりを見て、ひとりはたいくつだとかんがえていました。そこでよめをもらうことをおもいつきました。

「よめをもらってめしたきをさせよう。いうこときかなきゃ、ぶんなぐってやる。」

 よるがあけるやいなやおにはふもとの村にかけおりました。村人を全員呼び出し、村いちばんのおなごをよこせといいました。村人たちがこまっていたところ、とらというでっかいむすめが名のり出ました。とらを見たおにはくびをひねりました。

「これが村いちばんのおなごだと?」

「そうだよ。」

とらはすましてうなずきました。そして

「うでっぷしなら村いちばん。」

といいました。おにはしげしげととらを見て、

「まあ、山のくらしにゃ、こんぐれえがんじょうなおなごがええかもしれん。」

とひとりうなずきました。

 おにはとらをこやへつれてかえり、

「めしをつくれ、それがすんだら、そうじにせんたくだ。」

ととらにいいつけました。ところがとらはめしたきもせんたくも大のにがてでした。

「ちからしごとならだれにもまけねえけど…めしたきはじぶんでやってくれ。」

とこたえました。それをきいたおにはおこり、とらにつかみかかりました。「なにするだ!」

とらはおにのこぶしをつかみ、ぶーんとなげとばしました。どってーん!おにはいたいやらなさけないやら。しかたがないのでめしはおにがたきました。

 とらはめしたきどころかそうじもしないし、せんたくもしません。めしをくってはひっくりかえってばかりでした。すっかりあてがはずれたおにはこんなよめはもういらんととらのてをつかみ

「こい!村にたたっかえしてやるっ!」

とずんずん山みちをおりていきました。そのとき、いままでおにが見たこともない大きなくまがあらわれました。

「はれえ!」

おどろくとらにおには はないきあらくいいました。

「わしのほんとうのつよさをとっくりみるがいい。」

木のえだをへしおってくまにむかっていきました。けれども木のえだはくまのひとなぐりではじきとばされました。くまにおいつめられたおには木にのぼり、とらにいいました。

「た、たすけ…いや、なんでもねえ。おめえははやくにげろおっ!」

そして…

感想

今風なお話を昔話のような世界で表現していてとてもおもしろいです。絵のおには獣のようでとても強そうに見えながらもどことなく愛嬌があり人間的な面がある点をうまく表現していると思います。それにしても鬼より強いとらはまるで霊長類最強です。

では、またの機会にお会いしましょう。

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