絵本「けちんぼおおかみ」を紹介。アイヌ民話。分かち合う気持ちを持とう。

皆さんこんにちはジーボです。

今回のお話は1987年発行、神沢利子さん文、赤羽末吉さん絵の「けちんぼおおかみ」です。

この原話は石狩のキナラブックさんの伝えた数多いアイヌユーカラの中のひとつです。

あらすじ

はらをすかしたおおかみどんが、うみべでうちあげられてしんだくじらを見つけました。

たべてもたべてもたべきれません。

たらふくたべましたが、ぜんぶはもちかえれないので、くわえられるだけもってかえることにしました。

口にくわえてかえるとちゅう、人げんの村をとおりかかりました。

りっぱないえのまえでふたりの男の子があそんでいました。

にいさんらしい大きな子がおおかみを見つけました。

口にくわえたくじらにくを見て男の子がたのみました。

「えらいかみさまおおかみどん。そのにくをわたしたちにもわけてください。」

(せっかく見つけたこのにくを人げんのちびっこなんぞにやれるかい。)

おおかみどんがしらんぷりでいこうとすると、おとうとまでが、

「おいしそうなにく、わけてちょうだい。」

(いくらいっても、むだなこった。)

おおかみどんがへんじもしないでいこうとすると、にいさんがまっかなかおでどなりました。

「これでけいってもしらんぷりだな。やい、けちんぼ。おまえなんか、ちっともえらいかみさまじゃないや。いいか、おぼえてろ。これから山へかえってもろくなことがないぞ。」

にいさんはおいかけてどなります。

「はんの木の林へいったらば、やなぎのつゆがあめになり、みぞれになって、ふってきて、そこでおまえはぶったおれるぞ。土をかぶって、おまえのせなかにいばらが、がちがち。ぶどうのつるがくねくね。とりやけものがやってきて、わいわいぎゃあぎゃあ、しっこして、ふんたれて、くさくてくさくて、いきがつまって、そこでおまえはおしまいだ。」

おおかみどんははらのなかでわらいながら、くびをあげ、にくを見せびらかしながら山へとかえっていきました。

ところが、なんと、はんの木の林にきかかったとき、

「はんの木のつゆ、おちれおちれ。」

おおかみどんの口のはしから、おもいもかけぬことばがとびだしました。

おどろくまもなく、ばらばらとつゆがおち、ざ、ざ、ざ、ざあーっ。

はげしいあめになりました。

あめはつめたいみぞれにかわり、おおかみどんはずぶぬれになりました。

ぶるぶるさむくてたまりません。

あたまをたれ、しっぽをたれてやっとこさやなぎの林へやってきました。

そして…

感想

冒頭でアイヌユーカラと説明しましたが、これはアイヌ民族に伝えられた民話だということです。

アイヌ人にとって狼は神様の使いのような存在だったのでしょうか?

その狼が欲張った行動をとったのは普段からあがめられているゆえのおごりだったのかもしれません。

この後、狼がどうなったのか?

それはこの本を読んで確かめてください。

では、またの機会にお会いしましょう。

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