絵本「もみの木がっこうのうんどうかい」を紹介。いまむらあしこさん文。子供同士の問題は子供たちで解決させる。

皆さんこんにちはジーボです。

今回のお話は、2014年発行、いまむらあしこさん文、すえざきしげきさん絵の「もみの木がっこうのうんどうかい」です。

あらすじ

こだぬきがかたをふるわせてないています。

「ぼ、ぼくもいっとうしょうをとりたいよ。だけどいつもこぎつねがいちばんだよ。」

あしたはもみの木学校のうんどうかいなのです。

「もうなくな。びりの子だってりっぱだぞ。このおまもりをポケットに入れておくといっとうしょうがとれるぞ。」

とうさんはかいじゅうのおまもりをまつぼっくりでつくってくれました。

こだぬきはげん気いっぱいのいい子でした。

でも、もみの木学校ではこまった子でした。

みんなといっしょにすることがにがてなのです。

そんなこだぬきをとうさんとかあさんはいつもいつもしんぱいしていました。

こだぬきのことはもみの木学校のなかまたちもよくわかっていました。

こぐまとこぎつねはいいます。

「あの子わがままでなきむしだよね。」

「うん、すぐに大さわぎするよね。」

「だけど、どうしたのってきいてくれるよ。」

こねずみとこりすがいうとこうさぎもうなずきました。

「そうよ。あたしがかぜひいたとき、こだぬきくんはおみまいにきてくれたよ。じぶんだって、コンコンせきしてたのに。」

こだぬきはみんなのいうとおり、わがままでさわぎやでしたが、ともだちおもいのしんせつな子でした。

でも、うんどうかいのれんしゅうではまったくこまった子でした。

かけっこのれんしゅうではいつもいちばんになりたがり、びりになるとおおなきしました。

たまころがしきょうそうのれんしゅうではたまをひとりじめしました。

ダンスのれんしゅうではおどりたくないと手をうしろにかくし、むりに手をひっぱりダンスにさそうと、その手をふりはらってすわりこみました。

どれもれんしゅうにはなりませんでした。

けれどもふくろう先生はなにもいいませんでした。

もみの木学校のやくそくはおこりっこなし、とりあいっこなし、つきとばしっこなしです。

その三つのやくそくをこだぬきがまもれないことも先生はなにもいいませんでした。

子どもたちがじぶんたちでかいけつするまでがまんづよくまっているだけでした。

うんどうかいがどうなるか、みんなはしんぱいでたまりませんでした。

感想

子どもたちだけで解決するのをじっと待っている先生。

ジーボの子供の頃にはそんな先生もいました。

けれども今、同じことをしたら親から苦情が出て、職務怠慢で怒られてしまうでしょう。

この本は今も昔ももみの木学校のように子供たちは生活していると言います。

確かに子供たちはさほど変わっていないのかもしれません。

けれども、子どもたちを取り巻く環境は、生きるにはとてもつらい時代のように思います。

もみの木学校のように朗らかで清々しい生活がおくれる時代が、またやってきて欲しいとは思います。

しかし、この先どうなっていくでしょうか?

では、またの機会にお会いしましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする