今回はホンダ アコードについて書きます。
アコードは1976年に初代が発売されました。
当時はシビックの1クラス上を行く車として、シビックからステップアップしたいユーザーの受け皿の役割を果たしていました。
そのアコードも代を重ねるごとにサイズが大きくなり、9代目となる現行車は全長4862㎜、全幅は1849㎜と日本においてはやや手こずるサイズとなりました。
因みにアメリカでは今年7月に10代目の発表があったようですが、ここでは日本で現在販売されている9代目について書きます。
この9代目も昨年2016年にビッグマイナーが行われ、フロントのデザインが大きく変わりました。
では、そのフロントのデザインから見てみましょう。
フロントデザイン
フロントのデザインですが、LEDのヘッドライトの間に銀メッキの横バーが配置されています。
このバーの先端はライト上部にややかかっており、人の顔でいうと細い眉毛のような感じになっています。
またバー中央にはホンダエンブレムがバーと同じ高さで配置されています。
その下には2本のラインが入っており、バーと合わせてグリルを形成しています。
ビッグマイナー以前はエンブレムの両サイドにウルトラマンギンガの額のような
デザインが入っていました。
何となくおもちゃっぽいと思っていましたが、やはり不評だったのか、落ち着いたグリルに変更されたようです。
グリルの下の車体と同色のバンパー部分にナンバープレートがあり、バンパー部分はLEDフォグランプを挟み込むような感じのデザインとなっています。
一方、ボンネットはライト上方部分を少し下げており、バーからドアミラーにかけてラインが入っているかのように見えます。
フロント全体でみると、6代目あたりのアコードのデザインの発展形のように思えます。
サイドデザイン
サイドでは前輪ホイルアーチ上から後部ドアハンドル部分までのラインとドア中央の高さでラインが入っており、この二つのラインの間がくぼんだ形になっています。
くぼんだ部分で風を前から後ろへ受け流す役割をしているようです。
また、ドア最下部にもラインが入っており、こちらは後ろに行くにしたがって上がっていき、リアバンパー付近までつながっています。
これらのラインは燃費を考えてのことだと思いますが、どれもあまりカッコイイとは思えないので無いほうが良いです。
屋根は後ろに行くにしたがってやや下がりぎみになっています。
フラットにできると良かったのですが。
リアデザイン
リアのランプは大きく、高さも見やすい位置にあると思います。
ガラス面は屋根が下がっている分小さめに見えますが、視界に支障はなさそうです。
トランクのハッチですが、小さく見えます。
また、開口部ももっと下まで開いて欲しいです。
バンパーはもう少し細くできないのでしょうか。
インテリア
ダッシュボードはそこそこ大きいのですが、室内側に向かって下げている為、少なく見えます。
この形状のおかげなのでしょうか、Aピラー部分に三角窓はありません。
よって、左前方の視界は良好です。
インパネですが、ダッシュボードに埋め込むような形でセンターディスプレイがあります。
その下にはカーナビ、更に下にはエアコンのスイッチがあります。
エアコンスイッチは大きく使いやすそうです。
また、カーナビの横にはエアコンの縦型の吹き出し口がありますが、フィンは横型なので、ジーボ的には何とか許せる形です。
メータ類はハンドル上半分から見える標準的なタイプで、全体がマルチインフォメーションディスプレイとなっています。
ディスプレイでスピードメータをアナログ表示しています。
エアコン、カーナビ以外のスイッチ類はハンドルと運転席側に集まっているので使いやすい位置にあります。
後部座席は膝前の空間は余裕がありますが、天井は屋根を後ろに下げている分やや窮屈です。
しかし、座面はしっかりととってあり、ゆったりと座れそうです。
窓は天井同様に後方に下がっており、見晴らしを悪くしています。
その他
ビッグマイナーでホンダセンシングが標準装備となりました。
人検知ができるので、平均点は取れています。
この車も主戦場はアメリカなので冒頭にも書きましたが、年々サイズが大きくなっていきます。
10代目は更に幅広にしているそうなので、ますます日本の道路では扱いにくくなっていきます。
日本でセダンは売れないのだから、グレイスだけで良いのではないでしょうか。
それでもなお、セダンを売りたいのなら全幅が1750mmぐらいのセダンを用意して欲しいものです。
グレイスの上のシビックでさえ、全幅が1800mmもあるのだから、中間サイズが欲しいのです。
主要諸元
全長 4862mm 全幅 1849mm 全高 1466mm
燃費JC08 31.6Km/l
価格 385万から