絵本 日本民話の「十二支のはじまり」とイギリス昔話の「ジャックと豆の木」を紹介。知能犯ネズミとなかなかすばしっこいジャック。

皆さんこんにちは。ジーボです。

今回のお話は2009年発行、高谷まちこさん、文、絵の「十二支(じゅうにし)のはじまり」とイギリスの昔話でジョン・シェリーさん再話、絵で、おびかゆうこさん訳の「ジャックと豆の木」です。この本は2012年の発行です。


「十二支のはじまり」

あらすじ

むかしむかしかみさまがどうぶつたちをあつめておっしゃいました。

「こんどの正月、1月1日にわたしのところへあそびにおいで。いちばん早くきたものから12ばんまでじゅんばんに1年ずつ、どうぶつの王さまにする。」

これをきいたみんなは大よろこび。

小さなネズミも1ばんになるとはりきりました。

ところがネコはごてんにいく日がわからなくなり、ネズミにきくと、ネズミは1月2日と1日おくれの日をおしえました。

そしていよいよあしたはお正月、ネズミはどきどきしてなかなかねむれませんでした。

するとギーッととびらがあいてウシが出てきました。

あるくのがおそいウシはもうしゅっぱつするようです。

ネズミはこりゃあいいとひらりとウシのせなかにとびのりました。

ウシは気づかずにそのままのっしりのっしりとあるいていきます。

そうしてごてんにつくとウシはもんのあくのをのんびりまちました。

いちばんどりがなくと、もんがあきました。

そのとたんネズミがひらりととびおりてごてんの中にかけこみました。

こうしてウシはもう1ぽのところでネズミにまけてしまいました。

そのあとにはトラ、ウサギ、タツ、ヘビ、ウマ、ヒツジ、サル、ニワトリ、イヌ、イノシシとなりました。

こうしてこの年の王さまはネズミとなり、かみさまからりっぱなかんむりとふくをいただきました。

そしてお正月のごちそうをみんなでいただきました。

これが十二しのはじまりです。

ところでネコは?…

感想

この本のお話もよく知られているお話ですね。

ネコがネズミを追いかけるようになった理由についてもお話の中で書かれているのは有名です。

十二支はむかし中国で生まれ、それが日本や台湾、韓国、ベトナム、ロシアなどに伝わったようです。

日本の亥はイノシシを指しますが、これは身近な存在だったからのようです。

中国ではブタなのだそうです。

このほか、ベトナムではウシが水牛、ウサギがネコ、ヒツジがヤギに変わっているそうです。

面白いですね。


「ジャックと豆の木」

あらすじ

むかしあるところにははおやとジャックという名のむすこがいました。

おやこのくらしはとてもまずしく、たった1とうの めうしだけがたよりでした。

おやこは めうしのちちをうってようやくひびのくらしをたてていました。

ところがある日、めうしがちちを出さなくなりました。ははおやはジャックにいちばへいって金か5まいいじょうでうってくるようにいいました。

ジャックがいちばへむかってあるいていると、ふしぎな男があらわれてジャックにこえをかけました。

ふしぎな男はジャックのはなしをきいて、まめを5つとりだしていいました。

「うしのかわりにこのまめをやろう。この5つのまめは金か5まいよりずっとすごいぞ。まけば天までとどくまめの木がはえてくる。天にのぼれば大金もちだ。」

ジャックはそれが金か5まいよりずっとすごいものにおもえ、うしととりかえました。

うちにかえってははおやにはなすと、ははおやはだまされたとがっかり。

まめをまどのそとへほうりなげました。

つぎの日のあさ、ジャックが目をさますと、ははおやがまめをほうりなげたところに見たこともないほど大きなまめの木が天にむかってのびていました。

ジャックはまめの木をのぼって天までいくことにしました。

天にたどりついたジャックはくもの上のいっぽんみちの先にある大きないえをめざしてかけていきました。

おおきないえのとをたたくと、せのたかい女が出てきてうちのだんなは人くいおにだから早くにげるようにといいます。

けれどもジャックはあさからなにもたべていないのでなにかたべさせてほしいといい、女はしかたなくだいどころへまねきいれます。

ちょうどそのとき人くいおにがかえってきました。

女にかまどの中にかくれるようにいわれたジャックはいわれたとおりかまどの中にもぐりこみました。

あさめしをたべた人くいおには山のような金かをかぞえているうちにねむってしまいました。

ジャックはかまどから出ると金かのふくろをひとふくろつかみ、わきめもふらずにまめの木までもどり、ちじょうめざして一気におりていきました。

ジャックとははおやはふくろの金かのおかげで、しばらくのあいだくらしにこまることはありませんでした。

けれどもいつのまにか金かはすっかりなくなってしまいました。

そこでジャックはもう1どまめの木にのぼり、人くいおにのいえからなにかこっそりちょうだいしようとかんがえました。

ジャックはふたたびまめの木をのぼり、まえとおなじようになにかたべさせてほしいと人くいおにのにょうぼうにたのみます。

だいどころへ入ってパンやチーズをたべようとしたそのとき、人くいおにがかえってきました。ジャックはあわててかまどへとびこみました。

あさめしをたべた人くいおにはにょうぼうに金のたまごを生むニワトリをつれてくるようにいいます。

おにが「生め!!」とさけぶとほんものの金のたまごを生みおとしました。

やがておにはいびきをかいてねむりはじめました。

ジャックはいまだとばかりにかまどからとびだし、ニワトリをかかえておにのいえからにげ出しました。

とちゅうでニワトリがないたため、おには目をさましましたが、なにがあったのかすぐには気がつきませんでした。

そのあいだにジャックはちじょうにもどりました。

 ニワトリのおかげでジャックとははおやは金もちになり、くらしにこまることはなくなりました。

ところがしばらくするとジャックはまた、人くいおにのところへいってみたくなりました。

そして…

感想

この本のお話も有名なお話でご存じの方も多いことでしょう。

それにしてもジャックは裕福になったのにどうして人食い鬼の所へ三たび行ったのでしょう?

欲が出たのでしょうか?

それとも好奇心からでしょうか?

理由は定かではありませんが、昔話の作者としては人食い鬼が退治されることを望んだのでしょう。

それ故ジャックが三たび天へ登ることにしたのではないでしょうか?

では、またの機会にお会いしましょう。

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