絵本 グリムの昔話「ノウサギとハリネズミ」とサリー・グリンドリーさんの「やっとあえたね」を紹介。かしこいハリネズミと待ち遠しいジェイビー。

皆さんこんにちはジーボです。

今回のお話は2本です。


「ノウサギとハリネズミ」

最初のお話は2013年発行、W・デ・ラ・メアさん再話、はたこうしろうさん絵、脇明子さん訳の「ノウサギとハリネズミ」です。

このお話はグリムの昔話がもとになっています。

あらすじ

ある日よう日のあさはやく、一ぴきのハリネズミが小さなドアをあけてお天気はどうかなとかおを出しました。

ハリネズミはとなりのはたけまでちょいとさんぽしてイラクサのめののびぐあいをたしかめてくることにしました。

イラクサのしげみにはいぜんおいしいこうちゅうがすんでいたからでした。

イラクサがのびてくれないとこうちゅうだってでてきてはくれないのです。

ハリネズミがはたけにいってみると、ノウサギに出くわしました。

ノウサギもちょうどじぶんのキャベツのぐあいを見にあさはやく出てきたところでした。

ハリネズミはていねいに

「おはようございます。」

とあいさつをしました。

ノウサギはフンとはなをならしただけでした。

ノウサギは

「そのひんまがったみじかいのをあんたはあしとよんでいるらしいが、そんなあしでももうちょいましなつかいみちがありそうだがね。」

といいました。

ハリネズミはむっとしました。

そしてノウサギとかけっこでしょうぶすることになりました。

ノウサギはじしんまんまんでしたが、ハリネズミもなんかいきょうそうしてもかつのはじぶんだといいます。

すぐにはじめようというノウサギにたいしてハリネズミはあさめしがすんでいないので三十ぷんごにしようといい、ノウサギもしょうちしました。

ハリネズミはいえにかえるとおくさんにノウサギとかけっこをすることをはなしました。

そしてはたけまでいっしょにきてほしいとたのみました。

はたけにつくと、ハリネズミのだんなはおくさんにさくせんをはなしました。

そして…

感想

ゆかいなお話です。

うさぎとかめのお話のようにかけっこでしょうぶするおはなしですが、かけっこしょうぶになるとうさぎが出てくるのは万国共通なのでしょうか?

なんだか不思議です。

さて、絶対に勝負に勝つというハリネズミの作戦とはどのようなものか、おわかりになるでしょうか?

ヒントはノウサギは一匹、ハリネズミは二匹でということです。

わからない方はこの本を読んで楽しんでください。


「やっとあえたね」

続いてのお話は2002年発行、サリー・グリンドリーさん作、ペニー・ダンさん絵、やまもとけいこさん訳の「やっとあえたね」です。

このお話はくまのジェイビーときつねのソックスのシリーズ第二弾です。

あらすじ

もうすぐふゆがやってくるきせつになったころ、くまのジェイビーは ふとってけもふさふさになりました。

きつねのソックスが さんぽにさそいますが、ジェイビーはふゆじたくがあるからと ことわります。

ソックスはヒグマがふゆのあいだ あなにこもってねむること(とうみん)をジェイビーからおそわります。

そしてふゆごもりの日がやってきました。

「さびしいよぅ」ソックスのこえがかなしげにひびきました。

つぎの日のあさ、そとはゆきでした。

うまれてはじめてみるゆきにソックスはうれしくなりました。

ジェイビーにもおしえてあげようと、ジェイビーのすあなによびかけましたが、あなの中からは大きないびきがきこえるだけでした。

ソックスはさびしさをまぎらわすためにゆきで大きなゆきぐまをつくります。

つぎの日のあさ、目をさますとにいさんたちがゆきぐまにゆきのたまをなげつけていました。

ソックスはかなしくて、さみしくて、大ごえでなきました。

そしてじぶんをひとりぼっちにしたジェイビーにはらをたて、じぶんもゆきのたまをなげつけました。

「だめよ。くずれちゃうじゃない。」だれかのこえがしました。

その声は…

感想

ソックスは冬眠を通して一番の友達としばらくお別れすることになり、寂しい思いをしますが、それを励ましてくれる新しい友達に巡り合います。

新しい友達のお陰でジェイビーがいない間も楽しく生活できます。

寂しさを紛らわす為にゆきぐまを作っているところから、ソックスがいかにジェイビーを待ち遠しく思っているかがうかがえます。

ある時は話しかけ、ある時は怒って雪玉を投げつける。

ゆきぐまをジェイビーに見立てて新しい友達ができたことを報告するソックス。

それはジェイビーが一番の友達であるからこその行動だったのだと思います。

そういう思いが冬眠から覚めたジェイビーに対して話をするソックスから滝のように流れる感じがしました。

それがこのお話の題名につながる「やっとあえた!!」という思いになっているのでしょう。

では、またの機会にお会いしましょう。

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