皆さんこんにちは。ジーボです。
今回のお話は2本です。
「もりのホテル」
最初のお話は2015年発行、ふくざわゆみこさん作の「もりのホテル」です。
あらすじ
森の中の大きな木に1けんのホテルがあります。
ここはあらいぐまいっかの森のホテルです。
あらいぐまはきれいずき。
なのでホテルはいつもぴっかぴか。
ホテルじまんの花だんはおかあさんがそだてたものです。
コックのおとうさんはまいあさ森のおくへりょうりのざいりょうをとりに出かけます。
このホテルのしはいにんはおじいちゃん。
まごのマロンもおてつだいをしています。
きょうさいしょのおきゃくさまはへびさん、つぎは大きなくまさん、そのつぎはふくろうさん。
つぎつぎとやってくるおきゃくさまのきぼうにこたえてへやへあんないしていきます。
ところが、こんどはたびのことりのコーラスたいがやってきます。
みんなで20ぱいますが、ホテルには20もベッドがありません。
どうやって足りないベッドをよういしよう?
おじいちゃんにもよいかんがえがうかびません。
そのときマロンはいいかんがえをおもいつきます。
そのかんがえとは?
感想
ジーボ好みの色あざやかでかわいい感じの絵です。
大きな1本の木がホテルになっている。
そんなホテルがあったら是非止まってみたいと思いました。
普段とは違う空間でのんびり過ごすにはうってつけのホテルではないでしょうか?
中にはせっかく旅行に来たのだからあちこち回らないと気が済まない。
という方にはこのホテルはちょっと向いていないかもしれませんね。
いやいや、お話には書かれていませんが、ひょっとしたらそんなお客様の為にも何か考えられているかもしてません。
なにしろここはお客様にすてきな時間をご用意しているホテルなのですから。
「あみだだだ」
続いてのお話は2014年発行、谷川俊太郎さん文、元永定正さん絵、中辻悦子さん構成の「あみだだだ」です。
この絵本はストーリー性のないタイプのものです。
各ページにあみだが描かれていて、それに谷川さんの文が詩のように書かれています。
あみだと文の響きを楽しむといった感じでしょうか。
この本のあとがきによると本の企画中に元永さんが亡くなられた様です(これはジーボの想像です)。
「あみだだだ」の原画とともに残されていたメモと原画から谷川さんが文をつけたと書かれていました。
元永さんの作品の中にはときどきあみだが出てくるそうです。
あみだに対して何か思い入れがあったのでしょうね。
このブログを始めてから絵本のあとがきや作家さんのプロフィールなどを読むことが多くなりました。
それはブログに書くためですが、あとがきやプロフィールには作家さんの気持ち、思いが、書かれているものも多く、あとがきやプロフィール読んだ後絵本を見返してみると、それまでと違った感じを受けることもあります。
皆さんも試してみてはいかがでしょうか?
では、またの機会にお会いしましょう。