絵本 浅沼とおるさんの「ねこのけいさん」と内田麟太郎さんの「とってもいいこと」を紹介。捕らぬねずみの皮算用。ふしぎなどこかのだれか。

皆さんこんにちはジーボです。

今回のお話は2本です。


「ねこのけいさん」

最初のお話は2011年発行、浅沼とおるさん作の「ねこのけいさん」です。

あらすじ

へいの上にくろねことぶちねこがいました。

二ひきはきょうのばんごはんはどうしようかとかんがえていました。

そこへねずみのとうさんがやってきました。

二ひきはねずみをばんごはんにしようとかんがえました。

けれどもねずみは一ぴきしかいません。

くろねこがいいました。

「ぶちねこよあわてるな、よくみてごらん。ねずみはどうやらさかなつりにいくところ。ねずみがさかなをつるまでまとうじゃないか。」

二ひきのねこはねずみが一ぴきさかなをつるところをそうぞうしました。

くろねこはねずみを、ぶちねこはさかなをいただこうとそうだんしました。

「もしねずみが二ひきさかなをつったらどうしよう」

ぶちねこがいいました。

くろねこは

「そしたらねずみが三びきつるまでまてばいい。おいらはねずみとさかな一ぴきをいただくよ。」

ぶちねこはさかな二ひきをいただくことにしました。

「もしねずみがつりめいじんでさかなをたくさんつったらどうしよう。」

とぶちねこがいいました。

「そしたらさかなをひものにしよう。まいにちまいにちさかながたべられるよ。」

二ひきは目をつぶってひものにかこまれているところをかんがえました。

おなかがグーとなりました。

そして。。。

感想

このお話のオチを途中で気が付きました。

皆さんはお気づきになられましたか?

ヒントを言いますと、昔から捕らぬ狸の皮算用ということわざがありますが、この本はまさにそのことわざを表しています。

皆さんはこういうことはありませんか?

良いことばかり考えて、途中で我に返り、これが捕らぬ狸の皮算用というのだと思うことがジーボにはよくあります(笑)。

ねこの愉快な想像とその結末について絵でとても楽しく書かれています。

お子さんと共にお楽しみになってみてはいかがでしょうか?


「とってもいいこと」

続いてのお話は2005年発行、内田麟太郎さん文、荒井良二さん絵の「とってもいいこと」です。

この本は初出が月刊音楽広場1998年8月号でこの時は「どこかのだれか」という題名でした。

あらすじ

タコの8ちゃんがひるねをしていると、どこかのだれかにいいことがあるからと出かけることをすすめられます。

8ちゃんはいいことがあることをしんじてはまべへ出かけたところ、カニにこえをかけられます。

いつもいじわるばかりされていたのできこえなかったふりをしてとおりすぎようとしました。

けれども、あこがれのさくら貝のさくらさんがきていることをしり、カニのきかくした力くらべ大かいにさんかします。

さくらさんからおうえんしてもらった8ちゃんですが、もちあげようとしたこいわ(8ちゃんの5ばいはある)はまったくもちあがりませんでした。

つぎにクロネコ、男の子、ゴリラ、クジラ、うみ、ちきゅうとどんどんとさんかしゃが大きくなり、さいごはちきゅうがいちばんの力もちとなりました。

大かいがおわったあと8ちゃんはさくらさんとまんげつを見つめます。

まんげつはまるでなにかをかたりかけているようでした。

そして8ちゃんはつぶやきます。

「そうか…わかった。」

出かけるといいことがあるといったどこかのだれかがわかったのです。

そのどこかのだれかとは?

感想

この話を読んでみて思ったのは題名は「どこかのだれか」のほうがしっくりくるなということでした。

とってもいいこととは何か?

それはたぶんどこかの誰かが判ることだということで題名を変えたのだと思いますが。

それにしても内田さんの代表作「おれたちともだち!」シリーズとは全く違った雰囲気の絵本になっています。

初出が子供向けではなかったことが理由かもしれません。

では、また次の機会にお会いしましょう。

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